銀座通り防災拡声システムのご紹介

全銀座会防災対策委員会は平成19年度に「銀座通り防災拡声
システム」を導入し、銀座震災訓練等の行事にて運用を開始しました。
1 本システムの目的

 従来より銀座震災訓練では各丁目に消防団員を配置し、それぞれに訓練指導を行って参りましたが、
参加者全員に一斉に広報・連絡を行う手段を持っておらず、各地点のリーダーの裁量が過大となり、
指導に際して負担を強いておりました。又各丁目に訓練進行のばらつきが生じ、訓練運営上の問題と
なっておりました。

この為、銀座通り全体に一斉に情報を提供するシステムの導入検討が進められました。
訓練使用時はもとより、災害時や銀座のイベントに際しても運用出来るシステム構成が必要となりました。
2  基本構想

 本システム構築に際しては、官公庁向け防災通信機器の設計・製作に定評のある宇都宮電子(株)
に協力を依頼。必要な機能は下記の通り。
1 長さ800mの地域への一斉拡声放送
2 短時間での設営・撤去及び可搬性の確保
3 運用・保守におけるユーザーフレンドリー性の実現
4災害時・降雨等の悪条件下での動作を可能とする事
以上を踏まえ検討を進めた結果、簡易無線を活用した拡声システムを導入する事と致しました。
3システム構成及び仕様
(1)本部設備
 現地本部に設置し、マイクを操作して放送を行います。設備には子局に音声を送信する無線機と、ラジオ放送等を拡声する時に使用する受信機が装備されています。また、現地本部周辺に拡声を行う為のスピーカも装備されています。

更にトランシーバを付帯装置とし、本部設備から離れた場所からも放送が可能です。
機器構成
簡易無線機(固定型) 1
簡易無線機(携帯型) 1
トランジスタメガホン 1
受信部 1
スタンドマイク 1
電源部 1
収容箱 1
(2)子局設備
 銀座通りの各所に配置し、本部からの電波を受信して周囲への拡声を行います。装置は子局一セットが一人で運搬可能です。

導入初年度は4台の子局設備を整備しました。
機器構成
受信部 1
トランジスタメガホン 2
電源部 1
収容箱 1
4 運 用

 平時は関係機関の倉庫に一式を常置。使用時には自動車・リヤカー等に積載して設置に向かいます。本システム設置作業にかかる目安は車両移動等の付帯作業も含めて作業員2名で1時間弱。撤去についてもほぼ同等であります。

 震災訓練中は予め作成した原稿に基づき、参加者向け広報や団員向け連絡を随時行い、訓練進行を仕切ります。更に訓練用の緊急地震速報の伝達を実施致しました。
5 効果及びまとめ
音声伝搬については、各訓練会場にて概ね聞き取れるとの結果を得ておりますが、一部聞き取り難い箇所もあり、設置位置に再検討を要する箇所もありました。これは本来高い位置に設置すべきスピーカを路面に置いている為に、音声が雑踏や車両に遮蔽されて聞き取り難くなる原因となっており、継続的な改善が必要です。

今後もより効率的な運用を目指しつつ、末永く大切に使って参りたく存じます。
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